不登校生受け入れ

登校渋りのお子さまがみえる保護者の皆様へ
(なかなか学校へ行く気にならない生徒さんへ)

西尾高等家政専門学校長 柘植雅晴

本校は、 不登校で学校に行けない女子生徒も受け入れています

本年度(令和5年度)、 本校の高等課程の生徒は5 5名在学していますが、 そのうちのおよそ3割が中学時代に登校渋りであったり、 不登校であった生徒です。
 そういう子たちが今はのびのびと明る<学園生活を送っています。
本校は、 生徒数の少ない学校ですが、 生徒会活動はありますし、 学級役員や係り分担もあります。 そういう役員や係になれば当然、 みんなの前でものを言ったり指示をしたりしなくてはなりません。 初めての役に就いたとき、 この子にそれができるだろうかと心配しますが、 みんな同じような立場だから、 どの子も自分のやるべき事はきちんとやっていくようになっていきます。
 一つ一つの小さな積み重ねをしていく中で自分を確かめ、 自信を身に付けていっています。本校での3年間の生徒たちの成長、 変容には目をみはるものがあります。

登校拒否とか不登校とかは、「悪いこと」ではないのです

登校拒否とか不登校とかは、「悪いこと」ではないのです。
不登校は決して「悪いこと」でもないし、 「恥ずかしいこと」でもありません。 みんなと同じように学校に行けなくて一番悩み苦しんでいるのは本人自身でしょう。 好きで不登校になってい るわけではありません。 止むに止まれず不登校になっているのです。 今、 元気に本校に通う生徒たちの姿を見て本当にそう思われるのです。
 このことは、 ちょっと元気な、 はみ出したような女の子にも言えるのではないかと考えられます。 止むに止まれずはみ出してしまった、 はみ出すことでしか自分の存在を訴えられなかったと いう子たちです。 それは本人だけの責任でしょうか。 社会のルールを守る(義務教育をきちんと受ける) ことができなかったことは、 1 2~ 1 4歳の女の子の責任なのでしょうか。

本校は、 こうした生徒さんの再出発の場としての役割を受け持ちます

人間の価値は、 1 5歳や2 0歳で決まるものではありません。 勝つこと負けること、 能力のあるなしによって決められるものでもありません。 自分の行くべき道をはっきりと見定め、 その目標に向かって歩んでいけることが 「自立」ということだと、 本校ではとらえています。 まずは、家庭の中だけでなく、外に自分の居場所を見つけること、そこから自分と社会との関わりをもち、自分の進むべき道を見つけていくこと。 その場所が本校であって欲しいと願っています。 本校は生徒数が少人数だから、 一人ひとりの個性に添った対応ができますし、 卒業後の進路についても本人やご家族の意向を大事にしています。
ぜひ、 本校の生徒たちの生活ぶりをお子さんと一緒に見ていただきたいと願っています。
いつでも結構ですので、 学校見学に来ていただけることを歓迎します。 中学校の先生を通して連絡いただけると幸いです。

URL:http://shirayurigakuen.ed.jp

本校TEL:0563-54-2203
  FAX:0563-55-7175
E-mail : yuri@luck.ocn.ne.jp